クラウドワークスでは、フリーランスだけでなく、副業やお小遣い稼ぎに活用している人が多くいます。しかし、なかには「初心者はクラウドワークスでいくら稼げるのだろう?」と不安を抱えている方もいるでしょう。
筆者は、クラウドワークスを4年間利用しています。発注・受注のどちらの経験もあるため、「クラウドワークスの実際のところ」を体験談込みでシェアしています。
そこで、この記事ではクラウドワークスの報酬相場の解説やはじめてから3か月目までの月収の目安を体験談を交えながら紹介します。
クラウドワークスとは
クラウドワークスとは、470万人のフリーランスと76万社の企業が利用しており、国内最大級のシェア率を誇るクラウドソーシングサービス(インターネット上で仕事を受発注するサービス)です。
「仕事の発注→受注者とのマッチング→契約→仕事上のやり取り→納品→報酬の支払い」までの一連の流れをクラウドワークス上で完結できるため、特別なツールを導入する必要が基本的にありません。
以下に、初心者に魅力的なクラウドワークスならではの3つの特長をまとめました。
【形式別・種類別】クラウドワークスの報酬相場
ここでは、まず形式別・種類別にクラウドワークスの報酬相場を紹介します。
【形式別】案件の報酬相場
クラウドワークスには、以下の3つの案件形式があります。ここでは各型式の特徴と報酬相場を紹介します。
初心者が確実に稼げる案件を選ぶには、「タスク形式」「プロジェクト形式」の仕事を選ぶことがおすすめです。
【種類別】案件の報酬相場
クラウドワークスでは、さまざまな仕事依頼が出されています。ここでは、代表的な案件の報酬相場を紹介します。
案件の種類 | 報酬相場 |
---|---|
データ入力 | 【固定報酬制】約5,000円~5万円 【時間単価制】約1,000円~1,500円 |
Webライティング | 【文字単価】約0.5円~4円 【記事単価】約2,000円~5万円 |
ECショップの運営・出品代行、サポート | 【固定報酬制】約1万円~5万円 【時間単価制】約1,000円~2,000円 |
動画制作 | 【固定報酬制】約5,000円~10万円 【時間単価制】約1,000円~2,000円 |
ロゴ・バナー、キャラクターなどのデザイン | 【固定報酬制】約1万円~10万円 ※コンペ形式の場合もあり |
キャッチコピー、ネーミング募集など | 約数千円~5万円 ※基本的にコンペ形式 |
モニター | 【固定報酬制】約100円~5,000円 |
【体験談】初心者はクラウドワークスでいくら稼げる?
ここまでクラウドワークスの報酬相場を紹介しましたが、「稼げるような気がしてきた」というイメージができてきた方も多いでしょう。
そこで、ここからは「初心者がクラウドワークスでいくら稼げるのか」について体験談を交えながら解説します。
初心者が稼げる月収の目安
初心者が稼げる月収の目安は、約100円~3万円程度です。クラウドワークスを始めた初月からの月収の移り変わりは、以下のようなイメージです。
1か月目の報酬が極端に低い理由は、「プロフィールや自己PRを整備するポイントがわからない」「応募してからの流れがわからない」「自分に適した案件がわからない」「応募してもなかなか採用されない」などにより、案件を受けるまでに思った以上に時間がかかるためです。
クラウドワークスにおける「仕事の受注~報酬を受け取る」までの業務の流れを掴むには、実際に案件を受けてみるしかありません。
そのため、クラウドワークスをはじめたばかりの初心者は、最初から「1万円を稼ぐ」といった報酬に関する目標ではなく、「案件を1つこなす」といったところを目標にすることがおすすめです。
【体験談】1か月~4か月目までの筆者の月収
筆者は2022年8月にクラウドワークスをはじめました。
1か月目はプロフィールの整備に時間がかかり、さらに案件選びに夢中になったことで応募するのを忘れていました。そのため、2022年8月の報酬は0円です。
2か月目からはWebライティングの案件を中心に応募し、2022年9月の報酬は、約2,200円でした。
ちなみに1回目に応募した案件は詐欺案件で、心が折れかけた苦い記憶があります。こちらについては以下の記事で紹介しているので興味がある方はご覧ください。
3か月目となる2022年10月の報酬は、約1万5,000円でした。
この頃は、「とにかく実績をつもう!」とさまざまな案件に応募していましたが、報酬にはなかなか結びつきませんでした。
4か月目となる2022年11月の報酬は、約5万円でした。
ゼロからはじめて約5万円が振り込まれたとき、嬉しかったのを覚えています。長期契約につながった案件もあり、比較的安定してお金を稼ぐことができるようになりました。
初心者が月収を上げるために、やっておくべきポイント
筆者は、良いご縁をいただき4か月目で5万円を稼ぐことができましたが、実際にはもっと時間がかかる方も多くいます。もちろん活動ペースやスキル・経験の差はありますが、より早く稼ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
そこで、ここでは初心者が月収を上げるためにやるべきポイントを紹介します。
プロフィール・自己PRを充実させる
自分が仕事を発注する際、どのようなワーカーに依頼するかを考えましょう。
過去の評価や経験がない場合には、ワーカーの「人柄」「経歴」「どのようなことができるのか」を知りたいと思いますよね。
そのときに多くの発注者はプロフィール・自己PRに目を通します。筆者も仕事を発注していた時は、必ずプロフィール・自己PRは確認していました。
しかしプロフィール・自己PRが整備されていないと、「仕事をきちんとしてくれる人か」がわからず採用されない可能性が高まります。経験・専門的なスキルがない場合には、特にプロフィール・自己PRを工夫することがおすすめです。
プロフィール・自己PRの書き方やポイントは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
クラウドワークスにおけるお金の仕組みを理解する
この方法は、月収そのものを上げるというよりは「損(手数料)を減らす」という方法です。
クラウドワークスでは稼いだお金を受け取るには、2つの手数料がかかります。
これらのお金の仕組みを理解し、設定を変更することで「手数料による損」を軽減できます。
手数料による損を軽減する方法は、以下の記事で紹介していますので、良かったら参考にしてください。
丁寧かつスピーディーな対応を意識する
発注者・受注者のどちらも「信頼できるビジネスパートナー」であることを、契約を締結する前のコミュニケーションで伝えることが大切です。
その際、以下の点を意識して対応しましょう。
実績を積む
クラウドワークスでは、受注者の画面に「受注実績」「プロジェクト完了率」「総合評価」「タスク作業承認率」といったワーカーの信頼性を確認できるコンテンツが表示されます。このコンテンツは信頼できるワーカーを見極めるために、発注者に重視されています。
例えば、「プロジェクト完了率」では契約数と完了数が表示されています。この数値が100%であれば、すべての案件を契約後、完了できたことを示します。
そのため、「途中で音信不通になった」「納期が守られなかった」などのトラブルによる契約の途中破棄がなかったことを一目で見分けられるのです。
こうしたコンテンツを通して自分の信頼度を高めるには、とにかく実績を積むしかありません。簡単なタスク形式の案件でも実績として反映されるため、まずは実績を積む目的で案件を受けるのも一つの手といえるでしょう。
スキルを磨く
最も重要かつ時間がかかる月収の上げ方が、スキルを磨くことです。
高収入案件を得るには、「ポートフォリオ」や「これまでの制作物」を提出することが求められることも少なくありません。実績が少なくてもポートフォリオを作成・提出することは可能ですが、クライアントの求めるスキルレベルがなければ、不採用になります。
そのため、自分のスキルアップを目指して、勉強し続けることが大切です。スキルを証明するために有用な資格がある場合には、取得することも検討しましょう。
以下に、Webライティングスキルの上達方法について解説しています。「ライティングで稼ぎたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
安定性や高報酬を目指す人は「クラウドワークステック」を
ITエンジニアやWebデザイナー、WebディレクターなどのIT分野で「独立したい」「業務委託で働きたい」などフリーランスになりたい方は、クラウドワークスよりもより専門性の高い求人サービス「クラウドワークステック」を利用することがおすすめです。
クラウドワークステックには、企業や自治体からの長期契約かつ高報酬の案件が多く存在します。また、はじめて稼働するワーカーは3か月間フォローがある、活動状況のヒアリングがあるなどの手厚いサポートから案件継続率は90%以上と高い稼働を実現しています。
より高い報酬を得たい場合や、安定した稼働を目指したい場合には、クラウドワークステックへの登録を検討すると良いでしょう。
まとめ
この記事では、初心者はクラウドワークスでいくら稼げるのか?について解説しました。
初心者の場合、1か月目から月収を目標にするのではなく、数か月かけて徐々に稼げるといった長い目で取り組むことがおすすめです。少しでも早く月収を上げたい場合には、プロフィール・自己PRの整備や簡単な作業の実績を積むことなどに取り組みましょう。
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