クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。利用企業は78万社以上、仕事の案件は570万件以上もあるため、フリーランサーや副業、主婦、大学生など多くの人が仕事のやり取りに利用しています。
筆者は、クラウドワークスを通じて「仕事を依頼した経験」と「仕事を受注した経験」のどちらもある現フリーライターです。
クラウドワークスをはじめたばかりのワーカーが、まずやらなければならないことって何でしょうか?実は、最初にしっかりとやるべきことをやっておくことで、発注者に自分自身の信頼度をアピールできます。そこで、この記事では、クラウドワークス未経験者が、まず初めにやるべきことを解説します。
クラウドワークスをはじめたら、まず行うべき4つのこと
クラウドワークスをはじめたら、まず以下のことをやりましょう。それぞれの項目について解説します。
ワーカー情報編集
ワーカー情報は、クラウドワークスのメインページにある自分のユーザーネームをクリックして「プロフィール編集」→「ワーカー情報編集」を選ぶと表示されます。
ワーカー情報を編集すると、発注者が仕事を依頼する際に、「クラウドワーカーを探す」という一覧から該当するワーカーとして表示されるようになります。そのため、仕事を受けやすくなります。
ワーカー情報を編集することで、以下のような内容を掲載可能です。
もちろんすべてを入力することは義務ではありません。ただし、経験も実績もない未経験者の場合には、「自分が仕事を受けるに値する信頼できる人物です」とアピールするために、自分自身がどんな人物かを発注者に知ってもらう必要があります。
特に、重要となるのが「自己PR」欄です。500文字以上入力すると契約率がアップするそうで、1050文字以内でアピールできます。
プロフィールの書き方は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
本人確認提出
ワーカー情報編集と同様に、ユーザーネームをクリックして「本人確認提出」を選択することで提出可能です。本人確認書類を提出することで、クライアントが安心・安全に仕事を発注できると判断しやすくなります。
本人確認する際には、以下の本人確認書類を1点用意することが必要です。
本人確認書類 | 提出ページ | 注意事項 |
---|---|---|
パスポート | ①顔写真入りページ ②住所記入欄ページ | 有効期限内で、日本国発行のものに限る。 2020年2月4日以降発行のものは、本人確認書類として餅目られていない。 |
運転免許証 運転経歴証明書 | ①おもて面 ②うら面 | 有効期限内のもに限る。 |
健康保険証+住民票 | ①健康保険証のおもて面 ②健康保険証のうら面 ③住民票 | 住民票は発行から6か月以内かつマイナンバーの記載がないものに限る。 |
住民基本台帳カード | ①おもて面 ②うら面 | 顔写真があるものに限る。 |
特別永住者証明書 | ①おもて面 ②うら面 | 有効期限内のもに限る。 |
パスポートと住民票に複数の住所の記載がある場合、現住所以外を取消線などで無効な状態にしましょう。また、マイナンバーは利用できません。
ワーカープロフィール上に「本人確認済み」と表示されるため、クライアント側がワーカープロフィールを見ると以下のように表示されます。
振込先口座登録
クラウドワークスで得た報酬は、登録した銀行口座に振り込まれるようになっています。そのため、振込口座は登録することが必須です。
振込口座もプロフィール編集から行えます。口座番号がわかるものを用意しましょう。また、クラウドワークスの場合、振込先口座によって振込手数料が以下のように異なります。
そのため、長くクラウドワークスで活動したいと考えている方は、楽天銀行の口座を開設すると振込数料を節約できます。
その他の手数料については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
出金方式の変更
クラウドワークスでは、稼いだ報酬をいつ出金するかを以下の3つの方式から選べます。
標準設定は「随時出金方式」になっているため、1,000円であっても出金されます。その場合、振り込まれる金額に対する手数料の割合が増えてしまい、とてももったいないです。
そこで、振込手数料を節約するためにおすすめなのは、「50,000円以上出金方式」か「キャリーオーバー方式」です。「随時出金方式」と比較して、振込回数を減らせます。
出金方式の変更は、マイページトップの「報酬」ページを下部にスクロールすると、以下の画像のような選択画面が表示されます。このチェックリストを選択することで、出金方式を変更できます。
ただし、どの出金方式においても報酬確定日から180日経過すると、出金できなくなります。報酬残額を確認し、随時出金方式に戻す必要も出てくるかもしれません。定期的に報酬金額は確認しましょう。
クラウドワークスで稼ぐためにやった方が良いこと
ここまでは、クラウドワークスをはじめたら行う必須のことを解説しましたが、ここでは稼ぐためにやるとおすすめのこととして、以下の4つの事項を紹介します。
スキル登録/ポートフォリオ・経歴登録
経験者や何かしらの資格や経験がある場合には、プロフィール編集からスキル登録やポートフォリオ・経歴登録を行いましょう。以下の内容を登録できます。
NDA(秘密保持契約)
NDA(秘密保持契約)とは、契約後にお互いの秘密情報を他社に漏らさないことを定める契約のことです。クラウドワークスとNDAを締結することで、より機密性の高い仕事を受注できる可能性があります。
その性質上、NDAを締結するには本人確認を事前に行うことが前提となります。ただし、違反した場合には損害賠償を請求される恐れがあるため、よく契約内容は確認しましょう。
プロフィール画像の登録
プロフィール画像の登録は、「基本情報編集」のプロフィール画像から登録できます。
画像自体に大きな意味はありませんが、直感的に自分の存在をアピールできるため、プロフィール画像の登録はおすすめです。
というのも、応募したワーカー一覧で表示されるのは、以下のようにユーザーネームとプロフィール画像、応募日時のみです。人気案件によっては数十人のワーカーが応募してくることも多くありますが、プロフィール画像を登録しているユーザーは実はあまり多くありません。
この画面では、「どのようなワーカーが応募してきているのか」をクライアントは確認できません。一人ひとり、ワーカーを確認しなければならないのです。
そのため、他の応募者との差別化を図ることにつながります。信頼性を高めるために自分の顔写真をアイコンにしているワーカーもいます。
この画面ではユーザーネームとプロフィール画像しか見られないため、筆者はプロフィール画像を登録しているワーカーの方が、クライアントの興味を引く可能性があると考えています。細かい点ではありますが、「稼ぐためにやれることはやっておきたい!」という場合には、画像登録をおすすめします。
案件を獲得する前に知っておきたいこと
ここまでの設定が完了したら、早速どのような案件があるのか見てみましょう。クラウドワークスの案件数は非常に多く、日々新規案件も更新されています。まずは自分のやりたい分野の案件について確認してください。
気になる案件ややってみたい案件があったら、応募します。しかし、その際に気をつけないといけないポイントもあるのです。以下の記事で、案件の選び方を含めた月5万円稼ぐためのロードマップを解説していますので、あわせてご覧ください。
まとめ
この記事では、クラウドワークス未経験者が、まず初めにやるべきことを解説しました。手間はかかりますが、登録したときにしっかり自分のページを作りこむことで、仕事の獲得に大きく貢献するでしょう。
もちろん、ここにある事柄をすべて行ったからといって、すぐに仕事を獲得できるわけではありません。スキルを磨き、コミュニケーションを丁寧に行い、小さな案件から実績を積んでいくことで、徐々に希望に則った案件を獲得できるようになるでしょう。ぜひ、クラウドワークスをはじめる際の参考にしてみてください。
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