「フリーランスになりたい」「副業を始めたい」という方が、とりあえず登録を検討するのが日本最大級のクラウドソーシングである「クラウドワークス」ではないでしょうか。
「クラウドワークス」は利用企業は78万社以上、仕事の案件は570万件以上と仕事があふれています。筆者は、Webディレクターの際には発注者として、Webライターの今は受注者として利用しています。
しかし、実際にはじめてみると「どのようにすれば稼げるのだろうか?」と悩む方も多いでしょう。特に主婦や大学生、未経験者などは特に不安も大きいはず。そこで、この記事では月5万円の稼ぐロードマップを解説します。
1日目:クラウドワークスに登録・準備する
まずは、クラウドワークスに登録し、プロフィール編集、銀行口座の登録などを行います。
1.クラウドワークスに会員登録する
クラウドワークスにアクセスしたら、手順に沿って登録しましょう。必要なものは登録に使用するメールアドレスです。
2.自分のワーカーページを充実させる
クラウドワークスに登録したら、自分のワーカーページを充実させましょう。主に行うことは、以下の4つです。
また、この他にも稼ぐために整えておいた方が良い項目もあります。以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
1か月目:案件を受注してみる
クラウドワークスには大きく以下の3つの仕事の形式があります。これらの形式から選んで仕事を受注することが必要です。
私のおすすめは、タスク形式の案件でクラウドワークスに慣れ、プロジェクト形式の案件を少しずつ受注できるようにしていくという流れです。ここでは、その流れについて解説します。
1.まずは、タスク形式の案件でクラウドワークスに慣れる
最も専門性のいらない案件が多いのが、タスク形式です。実績や専門的な知識・スキルのない初心者が稼ぐには、まず実績をつくることが欠かせません。
そのためまずは簡単なタスク形式の案件を何件かこなし、自分の公開ページに表示される「総合評価」「受注実績」「プロジェクト完了率」などの数値を増やしましょう。こうした実績は、受注者がきちんと仕事を最後までやり遂げるという信頼性を高めてくれます。
また、受注者本人にとっても「クラウドワークスにおける仕事の流れ」を理解でき、慣れるうえでタスク形式の案件を行うと良いでしょう。
ただし、タスク形式の案件は1件10円~100円程度のものが多いため、報酬は期待できません。ある程度プロジェクト形式の案件が取れるようになったら、ムリにタスク形式の案件を受ける必要はないでしょう。
2.少しずつプロジェクト形式の案件を取る
タスク形式の案件を受けるのと並行して、「初心者向けのプロジェクト案件」に応募してみましょう。
「仕事を探す」を選択し、左側の検索条件から以下を選び、絞り込んでみましょう。また、希望の仕事カテゴリがある場合には、そちらも選んだうえで検索してください。
依頼形式:「プロジェクト(固定報酬制)」「プロジェクト(時間単価制)」
特記事項:未経験可、カンタン(どちらか片方でも良い)
検索すると、以下のようなプロジェクトが表示されます。初心者の場合、まずはスキルを身につけられるような案件を選ぶことがおすすめです。
初心者の方向けにおすすめの案件の選び方を以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
また、案件を受ける際のやり方については、以下の記事で紹介しています。こちらもご覧ください。
3か月目:月3万円稼げる案件を選び、長期契約する
月3万円稼ぐためには、ライティングであれば以下のような案件を選ぶ必要があります。
このように、ライティングの場合には1文字あたりの単価が非常に重要です。継続依頼を受けるなら、最低でも1文字1円はほしいところ。
1文字1円の案件を獲得できない場合には、実績を積むか自己PRを変更する、ポートフォリオを作成するなどの工夫が必要でしょう。
5か月目以降:月5万円以上を稼げる案件を獲得する
月3万円稼げるようになったら、仕事に慣れて作業効率も高まってくるでしょう。ある程度現在の案件に余裕が出てきたら、月5万円を稼げる案件を獲得しましょう。
といっても、現在継続契約している取引をやめる必要はありません。継続年数やスキルの向上により、文字単価を上げてくれる取引先もあります。そのため、長期契約している企業との契約を続けるのも一つの手です。しかし、1文字1円未満で、今後報酬が上がる見込みがない場合には契約を終了することがおすすめです。
このあたりは、発注者とのコミュニケーションを取ることが欠かせません。きちんとした発注者であれば、報酬の話は契約の際にしっかり伝えてくれるので、取引先の体制が信用できるかどうかも見極められるようになることが大切です。
個人的な感覚としては月5万円を稼ぐには、文字単価1.2円以上の案件を受けられるとある程度のライフワークバランスを保てるでしょう。低単価の案件の場合、数をこなす必要があるため継続するのはしんどいと思います。
「新規案件は獲得できるが、継続依頼につながらない」という場合には、ライティングのスキルが不足しているかもしれません。以下の記事でWebライティングについて解説していますので、参考にしてください。
クラウドワークス初心者だった筆者がライティングをやってみた感想
筆者は、クラウドワークスで発注していた経験はありましたがワーカーになった経験はありませんでした。
そして、ライティング案件をはじめて受けたときには詐欺に遭い、大失敗してしまった苦い経験があります。やばいクライアントの見分け方は後ほど解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ただ、結果としてさまざまなジャンルのクライアントと仕事をできたことで、自分のライティングスキルを向上させられるとともに実績を積めたため、満足しています。そのため、現在も良い案件と出会えた場合にはクラウドワークスから仕事を受けることもあります。
筆者のクラウドワークスでライティング案件を受けた体験談は、以下の記事でより詳しく紹介しています。これからクラウドワークスを始めてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
初心者がクラウドワークスで案件を獲得する際の注意点
特に初心者の方が、クラウドワークスで案件を獲得する際に気をつけたい注意点を紹介します。
1.案件は複数の発注者から獲得する
どのジャンルの案件であっても、一つの発注者から仕事を獲得することはおすすめしません。というのも、その発注者が何らかの事情で仕事を発注しなくなったら、報酬がゼロになってしまうためです。
つまり、リスク分散のために複数の発注者から獲得するようにしましょう。私は3つの発注者と契約しています。
2.時給を意識して案件を受ける・スキルを磨く
クラウドワークスでの報酬は、完全成果給です。
そのため、1記事4000円の記事を1時間で作成した場合、時給4000円の高単価な案件といえます。しかし、10時間かけて作成した場合、時給はわずか400円になるのです。
つまり、いくら高単価な案件を獲得できても、時間がかかればかかるほど時給は低下します。その場合には自分のスキルを磨くか、より単価の高い案件を見つける必要があります。手間と労力に合った案件なのか、自分自身のスキルが足りないのかを見極められるようになりましょう。
3.やばい発注者を見極められるようになる
たくさんの人が集まるクラウドワークスでは、残念ながら、悪質な依頼をしてくる発注者も存在しています。こうした発注者と契約してしまうと、最悪報酬を得られないでバックレられてしまう可能性も。
以下の特徴に当てはまる発注者には十分注意してください。
クラウドワークスによくあるトラブルや対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、初心者が月5万円の稼ぐロードマップとして具体的な手順と注意すべきポイントを解説しました。
未経験であっても、実績とスキルを積み重ねていけば月5万円稼ぐことは可能です。そのためには最初から高単価な案件を狙うのではなく、地道に活動することが大切です。発注者からの信頼を得て、優良な発注者との長期的な契約を目指しましょう。
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