
会社員からフリーランスへと独立して、最初にぶつかる壁のひとつが「確定申告」ではないでしょうか?
私も独立1年目の冬、税金のことがまったくわからずに途方に暮れていました。
「白色申告ってどうやるの?」「何を用意すればいいの?」「間違ったらどうなるの?」そんな疑問や不安が山ほどあるでしょう。
そんなときにおすすめの会計ソフトが、「やよいの白色申告」です。無料で始められて、しかも知識ゼロでも使いやすいため、「とりあえず試してみたい」という方の強い味方になってくれます。
「やよいの白色申告」のおかげで、あれだけ不安だった初めての確定申告を、想像よりずっとスムーズに完了できました。本記事では、当時の経験をもとに、
などを、これから確定申告を迎える方へ向けてわかりやすく解説します。
白色申告とは?青色申告との違いをわかりやすく解説
白色申告の対象になるのはどんな人?
まず、「白色申告」とは何かという点からご説明します。
白色申告とは、個人事業主やフリーランスなど、収入のある人が毎年行う確定申告の一つの方法です。特別な申請手続きが不要で、誰でも利用できるのが特徴です。
白色申告は、特に以下のような人に適しています。
- フリーランスを始めたばかりの人
- まだ経費や売上がそれほど多くない人
- 会計や税務に詳しくない初心者
- 青色申告の申請期限(開業届+青色申告承認申請書)に間に合わなかった人
私も開業届を出すタイミングが確定申告直前になってしまい、青色申告の申請に間に合わなかったため、1年目は自動的に白色申告を選ぶことになりました。
青色申告との主な違いとは
白色申告と青色申告の違いは大きく分けて「帳簿の種類」「提出書類の量」「節税効果」の3つです。
比較項目 | 白色申告 | 青色申告 |
---|---|---|
利用条件 | 誰でも可 | 事前に申請が必要(開業届+承認申請) |
帳簿の種類 | 単式簿記(簡易) | 複式簿記(本格的) |
節税メリット | 特になし | 最大65万円の控除、赤字繰越など |
手間 | 比較的少ない | 少し複雑だがメリット大 |
青色申告には「青色申告特別控除」などの節税メリットがありますが、その分、記帳ルールや提出書類が複雑になります。
一方、白色申告は帳簿の作成も簡単で、収支内訳書と確定申告書を提出するだけで済むため、初心者でも比較的取り組みやすい制度です。
私が白色申告を選んだ理由と背景
本音を言えば、「できれば最初から青色申告で控除を受けたかった」です。しかし、実際にはフリーランスとしての準備や案件対応でバタバタしており、申請の期限に気づいたときにはすでに間に合わない時期に入っていました。
また、開業1年目で収入もそれほど多くなかったため、「まずは白色申告で確定申告に慣れること」を最優先に考えるようになりました。
何よりも、複雑な簿記の知識が不要という点で心理的ハードルが大きく下がり、「やよいの白色申告」というツールの存在にも背中を押されました。
やよいの白色申告とは?基本情報と機能の概要
初めて「やよいの白色申告」を使う前は、「会計ソフトって難しそう」「何をどう入力すればいいのかわからない」と不安に思っていました。しかし実際に使ってみると、その使いやすさと分かりやすさに驚かされることになります。
ここでは、「やよいの白色申告」がどういったツールなのか、どのような機能があるのかを整理してご紹介します。
やよいの白色申告の主な機能とは?
やよいの白色申告は、弥生株式会社が提供するクラウド型の確定申告ソフトです。特に、白色申告に必要な帳簿や申告書類を、会計知識がなくても自動で作成してくれる点が評価されています。
以下は、主な機能を一覧にした表です。
機能 | 内容 |
---|---|
仕訳入力 | 日々の収入・支出をかんたん入力。形式は選べる(かんたん取引入力、スマート取引取込など) |
自動計算 | 必要な帳簿(収支内訳書、損益計算書など)を自動作成 |
確定申告書類の作成 | 白色申告用の申告書類を自動生成。印刷またはe-Tax提出にも対応 |
クラウド保存 | データはクラウド上に保管されるため、PCが壊れても安心 |
複数デバイス対応 | PC・スマホ・タブレットで操作可能(ブラウザ上で動作) |
チャットサポート | 有料プランでは、サポートスタッフによるヘルプも受けられる |
詳しくは、以下の公式ホームページからご覧ください。
やよいの白色申告オンライン
無料プランと有料プランの違い
「やよいの白色申告」には無料プランと有料プランが用意されています。2025年5月現在の料金プランを以下の表で比較してみましょう。
プラン名 | 月額/年額(税込) | 利用可能な主な機能 | サポート |
---|---|---|---|
フリープラン | 無料 | 基本的な帳簿作成、申告書の自動作成、印刷・e-Tax提出など | FAQのみ |
ベーシックプラン | 年11,500円+税 | ・上記機能 ・メール/チャット/電話サポート付き | あり |
トータルプラン | 年21,000円+税 | ・ベーシック機能 ・業務相談・仕訳相談などの充実サポート | 充実している |
私は最初、完全無料の「フリープラン」で利用しました。基本的な帳簿作成と申告書類の出力はすべて無料で完了できたため、白色申告だけでも十分だと感じました。
ただし、不安が多い方やサポートを受けながら進めたい方には、ベーシックプラン以上を選ぶのも安心です。
Webベースだから初心者でも導入が簡単
「やよいの白色申告」は、インストール不要で、すべてWebブラウザ上で操作できるクラウド型ソフトです。これが地味に便利で、私のようなPCの知識が深くない人間でも、すぐに使い始めることができました。
また、スマートフォンからでもアクセス可能なので、外出先や移動中にちょっとした入力ができるのも利点のひとつです。
実際に「やよいの白色申告」を使って確定申告を行った流れ
ここからは、私が「やよいの白色申告」を使って確定申告を行った際の実際の手順を、ステップごとにご紹介します。確定申告と聞くと構えてしまう方も多いと思いますが、やよいの白色申告を使えば、意外と簡単な流れで進めることができます。
ステップ1:初期登録と基本情報の入力
まずは「やよいの白色申告」の公式サイトから無料登録を行います。登録時にはメールアドレスやパスワードを設定するだけでOKです。
登録が完了すると、初期設定画面が表示され、以下のような情報を順に入力します。
- 事業者情報(名前、住所、事業開始日など)
- 事業内容(業種の選択)
- 消費税の課税区分(免税事業者かどうか)
これらを埋めるだけで、あとは自動的に初期設定が完了します。ガイドに沿って進むだけなので非常にスムーズでした。
ステップ2:日々の取引データを入力
次に行うのは、収入や経費といった「取引データ」の入力です。
やよいの白色申告では、入力方法を以下の3つから選ぶことができます。
入力方法 | 特徴 |
---|---|
かんたん取引入力 | フォーム形式で収入・支出を入力。初心者向け |
スマート取引取込 | 銀行口座やクレカと連携して自動取得 |
仕訳の直接入力 | 会計の知識がある方向け。自由度が高い |
私は「かんたん取引入力」を選び、取引内容を1件ずつ入力していきました。
たとえば、
- 「ライティング報酬を○月○日に○円受け取った」→【収入】
- 「取材用の交通費を○月○日に○円使った」→【経費】
といった具合に、取引日・勘定科目・金額・内容を入力していく形です。
取引の入力が終われば、自動で帳簿が作成され、申告に必要なデータも整います。
ステップ3:確定申告書類の自動作成と提出方法
データ入力が終わったら、いよいよ確定申告書類の作成です。
やよいの白色申告では、すべての情報をもとに以下のような書類を自動生成してくれます。
- 収支内訳書
- 確定申告書(第一表・第二表)
- 提出用の添付書類台紙(必要に応じて)
作成された書類は、画面上で確認・修正も可能。間違いがなければ、そのまま印刷して税務署へ提出するか、e-Tax(電子申告)でオンライン提出もできます。
私はe-Taxでの提出を選びましたが、基本的に手順に従っていればあっという間に完了します。1年目でも所要時間はわずか1時間ほどで済みました。
提出時の注意点と小さな工夫
確定申告時には、以下の点に注意しました。
- マイナンバーの記入(またはコピーの添付)が必要
- 郵送する際は、控え用の申告書と返信用封筒・切手も同封
- 提出期限(原則として翌年の3月15日)を過ぎないように注意
これらをクリアすれば、申告は完了。初めての確定申告が「拍子抜けするほど簡単」に終わったのは、やよいの白色申告のおかげでした。
やよいの白色申告を使って感じたメリットと注意点
「やよいの白色申告」は、フリーランス1年目の私にとって非常に心強い味方となりました。ここでは、実際に使って感じたメリットと注意点を、率直にまとめます。
メリット1:完全無料で確定申告ができる
何といっても大きいのは、フリープランで完結できる点です。
白色申告に必要な帳簿作成・申告書作成・印刷まで、すべて無料。課金を迫られることもなく、広告も表示されません。
これからフリーランスを始める人や、副業をしている方にとって、「コストゼロで確定申告ができる」のは非常に魅力的です。
メリット2:簿記の知識がなくても使える
会計ソフトというと「仕訳」「勘定科目」など難しい印象がありますが、やよいの白色申告は用語の説明や入力ガイドがとても丁寧です。
入力フォームも「何を、いつ、いくら使ったか/受け取ったか」を埋めるだけ。勘定科目も候補が表示され、ほとんど迷うことがありませんでした。
メリット3:操作画面がシンプルで見やすい
やよいの白色申告の画面は、必要な機能だけが表示されるシンプルなデザイン。初心者でも操作に迷わず、ストレスなく作業を進められました。
クラウド型なので、インストール不要で、Macやスマホからもアクセス可能。場所を選ばず使えるのも助かりました。
メリット4:e-Tax対応で郵送不要
やよいの白色申告はe-Taxに対応しています。
マイナンバーカードやID・パスワード方式を使えば、家にいながら申告が完了。何度もマイナンバーカードを読み込む手間はありましたが、結果的にはとても便利でした。
注意点1:サポートは有料プランのみ
フリープランは機能が十分ですが、「使い方が分からない」「間違っていないか不安」といった時に、電話やチャットで相談できるのは有料プラン限定です。
基本的に公式のヘルプやFAQで解決できるケースも多いですが、サポートが欲しい方はベーシックプラン(月額換算約734円)を検討すると安心です。
注意点2:青色申告への移行時には別ソフトが必要
「やよいの白色申告」はその名の通り、白色申告専用です。翌年から青色申告を行いたい場合は、「やよいの青色申告 オンライン」など別の製品への切り替えが必要です。
移行に不安がある場合は、最初から青色申告に対応した製品(例:「やよいの青色申告 オンライン フリープラン」)を使うのも一案です。
注意点3:自動連携機能の一部は有料
スマート取引取込(銀行・クレジットカードとの自動連携)は一部の機能が有料プラン限定になっています。フリープランでも手入力すれば対応できますが、データの自動取得をフル活用したい場合は有料プランが必要です。
私の結論:初心者ならまずは「フリープラン」で十分
結論として、「やよいの白色申告」はフリーランス1年目の確定申告にはぴったりのツールでした。
- 無料で確定申告まで完結
- 専門知識がなくても使える
- 操作に迷わない
という点で、白色申告を考えている方には強くおすすめできます。
やよいの白色申告はこんな人におすすめ!導入方法と注意点まとめ
これまでご紹介してきたように、「やよいの白色申告」は、初めて確定申告を行うフリーランスにとって非常に頼れる存在です。最終章では、どんな人に特におすすめできるのかをまとめつつ、導入方法や注意点についても整理しておきます。
やよいの白色申告はこんな人におすすめ
タイプ | 理由 |
---|---|
フリーランス1年目の方 | 会計知識ゼロでも使いやすく、無料で始められる |
副業で少額収入がある方 | 白色申告で十分なケースが多く、手軽に済む |
パソコン操作が苦手な方 | 画面がシンプルで、操作ガイドが丁寧 |
とにかく費用をかけたくない方 | フリープランで申告まで完結可能 |
将来的に青色申告に移行したい方 | やよいシリーズ内でスムーズに移行できる |
導入の流れと準備するもの
やよいの白色申告は、インストール不要のクラウドソフトです。導入の流れはとてもシンプルです。
【導入ステップ】
- やよいの白色申告オンラインから会員登録(メールアドレスとパスワードでOK)
- 初期設定(事業内容・事業者情報など)をガイドに沿って入力
- 収入・支出の取引データを随時入力
- 確定申告書を自動作成し、印刷またはe-Taxで提出
【事前に準備しておきたいもの】
- マイナンバー(申告書に記入するため)
- 領収書やレシート(経費入力のため)
- 収入が分かる資料(請求書・振込明細など)
- 銀行口座やクレカの情報(自動連携したい場合)
白色申告1年目を終えて感じたことと、次年度への展望
初めてのフリーランス、初めての確定申告。不安でいっぱいだった1年目の終わりを「やよいの白色申告」と共に迎え、無事に申告を終えられたことで、大きな安心感と達成感を得ることができました。
ここでは、実際に1年間を通して感じたことや学んだこと、そして次年度に向けて考えていることをまとめてみます。
会計・申告に対する「苦手意識」が減った
フリーランスになった当初は、「経理」「確定申告」という言葉だけで身構えていました。しかし、やよいの白色申告を使って日々の記録をこまめにつけ、1年を通して帳簿を管理する中で、数字への苦手意識が自然と薄れていったように思います。
帳簿づけがルーティンになることで、自分の収入や支出にも敏感になり、経営感覚の一端も身についたと感じました。
白色申告は初心者に最適な入口
青色申告の方が控除額が多く節税になるという話はよく耳にします。たしかにその通りですが、まずは「確定申告の流れを体験する」という意味では、白色申告は非常にシンプルで分かりやすい制度です。
帳簿の形式も簡略化されており、複雑なルールも少ないため、まずは白色申告で慣れて、2年目から青色申告に移行するというステップは理にかなっていると思いました。
今後は「青色申告+会計知識」のステップへ
白色申告1年目を経て、次年度からは青色申告への移行を視野に入れています。
やよいシリーズには、青色申告に対応した「やよいの青色申告 オンライン」もありますし、現在のアカウントから簡単に移行が可能とのこと。
青色申告になると、
といったメリットがあります。その分、帳簿の形式が複雑になり、仕訳の正確性が求められるため、今後は会計の基礎知識を身につけることも意識していきたいと考えています。
早めの準備と記帳習慣が成功のカギ
今回の申告をスムーズに進められた最大の理由は、「記帳をこまめに続けていたこと」に尽きると思います。
といったルールを自分なりに決めておくと、確定申告前に慌てることがありません。
まとめ:やよいの白色申告で、確定申告のハードルをぐっと下げよう
「やよいの白色申告」を使って感じたのは、「確定申告って、想像よりずっと簡単かも」という気づきでした。
帳簿づけから申告書作成まで、驚くほどスムーズに進められ、確定申告に対する不安や面倒くささが軽減されました。初めての方にとって、安心して使えるツールです。
今後フリーランスとして長く活動していくうえでも、帳簿管理の習慣はとても大切です。まずは白色申告で確定申告の仕組みを体験し、自分のスタイルに合った会計管理を見つけてみてください。
一度使用してみたいという方は、公式ホームページをご覧ください。
やよいの白色申告オンライン
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